「私に、何ができるんだろう」——収入ゼロで離婚した頃の母は、毎日そう思っていたそうです。
学歴も、資格も、特別なスキルもない。自分には何もない、と。
でも、そんな母が最初に踏み出した一歩は、ゼロから何かを生み出すことではありませんでした。
昔、趣味で作っていたハンドメイドのドライフラワーを、フリマアプリに出してみる——ただ、それだけだったんです。
これ、うちの母の話です。
この記事では、「何も持っていない」と思い込んでいた母が、どうやってその思い込みから抜け出せたのか。
そばで見ていた息子の僕の視点から書いていきます。
「自分には何もない」——始める前の人は、ほぼ全員がそう思っています。
でも、それはたいてい思い込みです。母もそうでした。
「何もない」と思っているうちは、一歩が出ない
始めたいのに始められない。
その一番の理由は、時間でもお金でもなく、「自分には売れるものなんて何もない」という思い込みだと、母を見ていて思いました。
母「この歳から、私に何ができるんだろうって、毎日思ってた」
大きなことをやらなきゃいけない気がして、身構える。
でも大きなことなんて思いつかないから、結局動けない。
母もしばらく、その場所で足踏みしていました。



そばで見ていて思ったのは、「できない」んじゃなくて「大きく考えすぎている」だけだ、ということでした。
母が最初にやったのは、”新しいこと”じゃなかった
ここが、母の一歩のいちばん大事なところです。
母は、新しいスキルを身につけたわけでも、何かを一から作ったわけでもありませんでした。


母が最初にやったのは、昔、趣味で作っていたハンドメイドのドライフラワーを、フリマアプリに出品してみることでした。
売れるかどうかも分からないまま、まず「もう手元にあったもの」を、そっと世に出してみたんです。
ゼロから生み出したのではなく、“すでに持っていたもの”を出しただけ。
だからこそ、最初の一歩がとても小さくてすんだ。母はここから始められたんです。



「これがお金になるなんて、正直、思ってなかった」
「過去の趣味」は、立派なスタート地点
母にとってのドライフラワーのように、あなたにも「昔やっていたこと」「なんとなく続けていた趣味」があるはずです。
それは、あなたが思っているより立派なスタート地点になります。
ビジネスは、ゼロから生み出さなくていい。
母のように「すでに自分が持っているもの・過去にやったこと」を、まず世に出してみる。
最初の一歩は、それくらい小さくていいんです。
「何を持っているか」を書き出してみる
母がドライフラワーにたどり着けたのは、特別な発想があったからではありません。
「今の自分に、何があるか」を見つめ直しただけです。
あなたも同じことができます。
| 問いかけ | 母の場合 |
|---|---|
| 過去に、趣味で続けていたことは? | ハンドメイド |
| 人に「いいね」「すごい」と言われたことは? | 手作りの化粧ポーチが可愛いと言われた |
| 手元に、もう作ってあるもの・使えるものは? | 過去に作ったドライフラワー |
この表を、あなた自身に置き換えて埋めてみてください。
「何もない」と思っていた欄に、意外と何か書けるはずです。
その一つが、あなたの最初の商品になるかもしれません。
「こんなの誰も買わないよ」と、自分で決めつけないこと。
母も「これがお金になるなんて」と思っていました。
売れるかどうかは、出してみないと分かりません。
小さく出してみると、思い込みが少しずつ崩れる
母がフリマアプリに出品してから、何かが劇的に変わったわけではありません。
でも、「自分には何もない」という思い込みが、少しずつ崩れていきました。



お金の額より、「私が作ったものを、見知らぬ誰かが選んでくれた」
——その事実のほうが、母を変えたと思っています。
「私にもできることがあった」この小さな実感が、次の一歩につながります。
母はここから、少しずつ前に進んでいきました。
その先の話は、別の記事で書いていきます。
完璧に準備してから始めるのではなく、小さく出してみて、そこから学んでいく。
「何もない」という思い込みは、行動した分だけ崩れていきます。
まとめ:最初の一歩は、あなたの”過去”の中にある
母は、新しい何かを探しに行ったわけではありませんでした。
すでに自分が持っていたもの——過去の趣味のドライフラワーを、そっと世に出しただけ。
そこから、すべてが始まりました。
だから、もしあなたが「私には何もない」と思っているなら、まずは外を探すより、自分の中を振り返ってみてください。
最初の一歩は、案外あなたの”過去”の中に、もう眠っています。



母にできたんだから、あなたにもできます。
最初の一歩は、小さくて大丈夫です。




